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黒木さん「ここに全てが表れています!」と満面の笑み【9月30日実施 完成披露試写会レポート】

2024/10/03 17:00 up!

黒木華、中村蒼、藤間爽子、近藤華、白鳥玉季、草野翔吾監督登壇!
アイミタガイ作文では最高のチームワークを披露


この度、釜山国際映画祭の開催が目前に迫る9月30()に、本作の完成披露試写会を実施しました!

主人公・梓役の黒木華、梓の恋人・澄人役の中村蒼、梓の親友・叶海役の藤間爽子、梓と叶海の中学生時代を演じた近藤華白鳥玉季、そして草野翔吾監督が登壇。公開を控えた心境や、貴重な撮影裏話をお話しいただきました。さらに、映画のタイトル「アイミタガイ」にかけた“あいうえお作文”も登壇者一同で挑戦しました!

 


親友同士の梓と叶海、2人の関係を軸に一期一会の連鎖が大きな輪になって、立ち止まっていた人々の心を灯す群像劇。主人公・秋村梓を演じた黒木さんは「1年以上前に撮った作品を皆さんにお届けすることが出来て凄く嬉しく思います」と満員御礼の会場にご挨拶。役柄については「皆さんに共感してもらえるような、すぐ傍にいるようなキャラクター。私も梓の気持ちがわかったし、人と人との繋がりを感じられるような役でした」と紹介しました。


黒木さんは透き通った声で本作の主題歌を担当しているが、「いつ歌います!と言ったのか…。歌いますと言った記憶がなくて…外堀を埋められて、気付いたら歌うことに」と苦笑いで、藤間さんから「とても素敵なので歌がお得意なのかと思っていたので意外な反応です」と不思議がられると、黒木さんは「色々な機械を頼っているの!」と照れ隠しでジョークを放っていました。


梓の交際相手の澄人役の中村さんは「タイミングの悪い男だけれど、どこか愛される男。頼りないけれど、ここぞという肝心なところで彼の逞しさが出てくる。一人の人間として尊敬できると思った」と役柄を紹介。梓の親友・叶海役の藤間さんは「カメラマンという役柄なので、撮影中は私も何気ない日常とか気に留めなかったことをカメラで撮ってみようと思いながら過ごしていました。意識するだけで普段自分が気に留めなかったものが目についたり、気づかされたりして、役を通して寄り添う気持ちの大切さを学びました」と影響を口にしていました。


中学生時代の梓を演じた近藤さんは、中学生時代の叶海を演じた白鳥さんとの共演を振り返り「友情や明るさって素晴らしいと、友達って良いなと思いながら演じていました」とニッコリ。その白鳥さんは「叶海は梓を照らす明かりのような存在なので、現場では笑顔やお礼を普段よりも意識してやっていました」と回想。


“つながり”がテーマの一つである本作において、近藤さんは黒木さんと名前の漢字・華が同じであり、白鳥さんは黒木さんと5年前のドラマで共演済という“つながり”がある。黒木さんは「お二人が素晴らし過ぎる!梓と叶海の2人が親友になったきっかけ、親友という絆を瑞々しく演じてくださって、2人が一緒にいる説得力があった。素晴らしい女優さんだと思いました」と絶賛。

 

本作のタイトルは「同じ境遇にある者どうしが思いやり、助け合うこと」という意味を持つ、「相身互い=アイミタガイ」という言葉に由来しています。そんな温かみあるタイトルで「あいうえお」作文に全員で挑戦しました。

」担当は白鳥さん。「あなたに届けたい

」担当は藤間さん。「いつまでも

」担当は黒木さん。「みんなで

」担当は中村さん。「助け合い

」担当は近藤さん。「がんばった

」担当は草野監督。「いい映画

発表までそれぞれがどんな言葉を書いているのか知らなかった面々は、息ピッタリのチームワークに大興奮。黒木さんは抜群のチームワークに「ここにすべてが表れていますね!」と喜色満面でした。

 

そして原作者の中條先生が黒木さんに花束贈呈。中條先生からの「主役が黒木華さんだと聞いたときは、本物の梓が出てくださったととても感激しました」などと言葉を受け取った黒木さんは「中條先生が書いてくださらなかったら始まらなかったですし、そこから脚本になり、それが草野監督に行って、私たち役者が集まって1本の映画になっていくという。本当にありがたい空間にいると思った。『アイミタガイ』という言葉は梓を演じることで知れた言葉でもあるので、演じることが出来てありがたいと思いました」と深く感謝。


最後に草野監督は「この映画は小説を基に、市井昌秀監督が脚本の骨組みを作り、故・佐々部清監督を経て私の元に脚本が来て監督することになった経緯があります。そこに不思議な巡り合わせを感じます。この映画を見てくださった方に人間関係の不思議な繋がり、そういったものを感じるきっかけになってくれたら嬉しいです」と期待。黒木さんは「アイミタガイという言葉は本当に素敵な言葉で、知らないところで人は繋がっていて、人は一人ではないという事を感じられる作品になりました。皆さんに寄り添う映画になっていると思うので、ぜひ楽しんで見て欲しいです」とアピールしていました。